軽自動車は、日本の自動車の分類のなかでも、もっとも小さい規格にあてはまる自動車です。
一般的に「軽四」と呼ばれ、排気量が660cc以下のものをいいます。
遠出には向きませんが、日常的に利用するには非常に便利なもので、燃費のよさや自動車税の安さなどから、軽自動車に注目が集まっています。
自動車メーカーも、これらの点に注目し、内部の広い軽自動車を開発するなど、力を入れています。
軽自動車の歴史は古く、第二次世界大戦後にさかのぼります。
日本をはじめとする敗戦国を中心に、航空機の余剰部品を材料とした簡易車両が、軽自動車の始まりです。
これらの自動車はサイクルカーと呼ばれ、現在ではクラシックカーのコレクターが大切に保存しています。
サイクルカー時代の軽自動車は、運転免許も区別されており、実地試験を受けなくてもよい優遇措置などもありました。
戦後の復興にともない、サイクルカーが姿を消していくなか、日本の軽自動車は本格的な自動車としての生き残りに成功します。
多くの自動車メーカーが主婦層をターゲットとした軽自動車を開発しています。
これにより、軽自動車の分野においては、すさまじい開発競争が繰り広げられているといっていいでしょう。
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